強化ガラスの厚み別に見る用途の違い
強化ガラスの厚み別に見る用途の違い
強化ガラスは厚みによって強度や重量が大きく異なるため、用途に応じた使い分けが重要な選択ポイントとなり、一般的に薄手の3ミリから4ミリ厚は軽量さが求められるスマートフォンの画面保護フィルムや小型の家電製品の前面パネル、家具のガラス棚などに採用され、標準的な5ミリから6ミリ厚は一般住宅や店舗の窓ガラス、自動車のサイドウインドウ、オフィスのパーテーションなど強度と軽さのバランスが必要な場所に幅広く導入されており、さらに厚手の8ミリから10ミリ厚になると人の体重や強い衝撃を支えるだけの高度な耐荷重性能が求められるため、商業施設の大型自動ドアやガラス扉、階段の手すり、浴室のシャワーブースの仕切りなどに使われ、最厚クラスの12ミリ以上は高層ビルの外壁ガラスや水槽のぞき窓といった極めて高い安全基準と水圧・風圧への耐久性が必須となる特殊な建築構造物に導入されるというように、厚さごとに明確な強度の限界値と最適な設置場所が決まっています。
強化ガラスをテーブル天板に使う際の注意点
強化ガラスをテーブルの天板として使用する際の最大の注意点は、面への衝撃には強い反面で「角や側面への局所的な衝撃」に極めて弱いという独特な脆さがあることであり、万が一金属製の食器や硬い鍋などがガラスの端に強くぶつかると表面の圧縮応力層が貫通して内部の引張応力層に亀裂が達し、その瞬間に何の前触れもなくテーブル全体が一瞬で粉々に砕け散ってしまうリスクがあるため、設置や移動の際も含めて辺縁部の取り扱いには細心の注意を払う必要があり、また熱処理ガラスであるものの耐熱ガラスとは異なるため、沸騰したばかりの熱い鍋や急冷された氷入りの容器などを直接置くと急激な局所的温度変化による熱応力で破損を誘発する恐れがあることから必ずコースターや鍋敷きを敷いて使用すべきであり、さらに製造工程上避けることができない微細な異物の混入による不意の自然破損(自爆)のリスクもゼロではないため、日常的に傷の有無を確認することが大切です。